ＳＥＥＤＳ通信～昭和系ガーデンデザイナーの日記

監督
ジョー・ジョンストン

脚本
アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
デヴィッド・セルフ

出演
ベニチオ・デル・トロ
アンソニー・ホプキンス
エミリー・ブラント
ヒューゴ・ウィーヴィング

解説～

満月の夜になると、凶暴な殺人鬼ウルフマンに変身してしまう
男の苦悩を描いたホラームービー。
共にオスカー俳優であるアンソニー・ホプキンスと
ベニチオ・デル・トロがのろわれた宿命を背負う父子にふんするほか
『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラント
『マトリックス』シリーズのヒューゴ・ウィーヴィングらが共演。
6度のオスカーに輝く特殊メイクのリック・ベイカーなど
超一流スタッフが結集し
古来より語り継がれてきた伝説のモンスターを
スクリーンによみがえらせた。


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つのきちは、「狼男」映画が大好きです。
三大モンスターといえば
狼男、ドラキュラにフランケンシュタインですが
つのきちに限らず、男子ならやはり狼男人気が高いと思います。
女子はドラキュラ人気が高いように思います。
理性的でロマンチックな雰囲気もありますし。
その点、狼男は毛むくじゃらで凶暴で、よだれダラダラで
全くロマンチックではありません。
フランケンなど、さもありなん。
純粋にバイオレントなところに、獣性を秘めた？
あるいは抑圧されている現代男子にとって狼男とは
なんとなく惹かれてしまう存在なのかもしれません。

狼男映画最新作の「ウルフマン」は、なかなか頑張ってますよー！
ブルーレイで観ましたが、音でかなりビックリさせられます。
世紀末の退廃的なロンドンの雰囲気もなかなかです。

基本的に「狼男」は悲劇なのですが
「ウルフマン」はその辺がちょっと希薄なのが残念。
狼男の哀しみが今一つ伝わってきませんでした。
（表情があまり豊かでは無い、ベニチオ・デル・トロだから？）
もうちょっと悲劇的な要素で盛り上げても良かったかと思います。

ただ変身シーンやアクションシーンは、もー圧巻です。
純粋に狼男の暴れっぷりを観るなら最高の映画です。
ど迫力の変身シーンと特殊メーキャップ担当は
なんと御大リック・ベイカー！
つのきちが高校生の頃、クリス・ウェイラスと並んで憧れた
特殊メーキャップアーティストです。
ディック・スミス⇒リック・ベイカー⇒ロブ・ボッティンと続く
師弟関係の系譜は、まさに特殊メーキャップの歴史そのものです。

ウルフマンの狼男は、同じくリック・ベイカーが担当した
マイケル・ジャクソンのスリラーのPVの狼男っぽいデザインです。
服を着ていて、顔だけ狼男みたいな。

狼男が人々を襲いまくるスピード感と残虐性は
これまでの狼男映画の中では最高でしょう。
その凄まじい暴れっぷりをぜひご覧くださーい！

最後に、つのきちの狼男映画ベスト３をご紹介します。

１．狼男アメリカン
２．ハウリング
３．狼の血族

どれも８０年代ムービーで、１，２の舞台は現代です。
３は、リアル「赤ずきんちゃん」で
幻想的というか悪夢のような映画です。
１、２は、ちゃんと悲劇で終わっているのも高ポイントです。
どの映画も、とにかく観ればビックリしますから！

皆さまに満月の晩に観る「狼男映画」をおススメしまーす！







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